10月7日後楽園大会、ビクトリア弓月が翔月なつみの保持するスーパーフライ級王座に挑戦する。このベルトが新設された当時から照準を定めていた弓月。DREAM☆STAR GP2024を振り返り、タイトル戦に賭ける思いを聞いた。
シングルリーグ戦「DREAM☆STAR GP2024」を振り返る
――まずはリーグ戦「DREAM☆STAR GP2024」を振り返っていただけますか?
弓月:私はマイラ・グレースとリーグ戦に出場するための“出場権争奪マッチ”から始まりました。マイラに勝たないと、そもそもDREAM☆STAR GP2024に出場できなかった。だからマイラ戦は勝つことだけを考えていました。
リーグ戦に出場が決まってからは優勝しか見ていなかった。ですからDREAMリーグ2勝4敗1分という結果は正直悔しいです。
ただ優勝者の林下詩美さんや私が狙っているスーパーフライ級王者の(翔月)なつみさん、それ以外にも初遭遇の選手と戦えたことはプラスになり、“学びの多いリーグ戦”でした。
――DREAMリーグ出場者の中で印象に残っている試合はありますか?
弓月:後藤智香との1戦です。これまで何度か当たってきましたけど、1回も後藤智香に勝ててもいないし負けてもいないという結果でした。だからこの1戦で必ず勝敗を決めてやる。という気持ちで挑みました。
――記者会見から後藤智香選手に「お前にだけは絶ッ対に負けないからな!」と挑発されましたね。
弓月:一方的に向こうが意識していたみたいです。私は9月16日後楽園でゴチカを成敗したので、2度と「あっちかこっちかごちか」と私の前で言わせません。
――翔月選手はいかがでしょうか?
弓月選手:なつみさんは自分が狙っているスーパーフライ級の現チャンピオン。「初遭遇で試合が楽しみ」というより「狙っているベルトのチャンピオンだから倒さなきゃいけない」という気持ちの方が強かったですね。
――LLPW-Xから参戦のNØRI選手はいかがでしたか?
弓月:NØRIさんは予備知識も少なく“未知の選手”、戦うのがすごく楽しみでした。格闘技をやっているということは知っていたので、柔道のベースがある私と格闘技のNØRIさん。
どちらが強いのか、早く対戦して私の方がより勝っているということを証明したいという気持ちになりました。
最終戦・地元名古屋で対決、マリーゴールド所属として他団体から来ているNØRIさんに負けられない思いも強かったですね。