【マリーゴールド】MIRAI、林下詩美に2年半前の雪辱を果たす!「ここに居たのは、MIRAIが越えたかった詩美じゃなかったよな!?」

9月16日、後楽園ホールでマリーゴールド「DREAM☆STAR GP2024」が開催された。DREAM☆STAR GP2024は団体初のシングルリーグ戦。全16選手がDREAMリーグとSTARリーグに分かれ、9月28日最終戦の名古屋まで全9大会が行われる。

この日のメインイベントはDREAMブロックの“世紀の逸材”林下詩美と“魂の申し子”MIRAI。ともにジュリアが抜けたマリーゴールドを支える存在だ。

MIRAIにとって詩美は”成長のキーパーソン”。両者スターダム在籍時代の2022年3月27日 両国大会にて、MIRAIは詩美の胴締めスリーパーでギブアップ負け。この敗北をきっかけに自身の闘志に火がついたという。

試合前、MIRAIは「限界を自分で決め、越えることが出来なかった。林下詩美にも、自分自身にも負けた。」と当時を振り返り、「越えがいのある林下詩美で対角に立ってくれ。」と自身のXに投稿。

マリーゴールド・ツインスター王者のMIRAIは1勝1分3点。8月31日の開幕戦で後藤智香に勝利、同日夜大会ではNØRIに時間切れ引き分け。

一方の詩美は2勝1敗4点。開幕戦で野崎渚に敗北。続く後藤智香に勝ち、9月8日富山大会でビクトリア弓月に勝利したものの、弓月のフェイスクラッシャーを受けて首を痛めた。「首がボロボロだ」とコメントするも、対MIRAI戦を前に「絶対負けねえ」と投稿。

試合は序盤から詩美が優勢に進める。詩美がMIRAIに約2分間のスリーパー・ホールドをかけ、MIRAIの意識が遠のく。しかしMIRAIは必死に耐えて反撃に転じる。真正面からぶつかり合うラリアット合戦、最後はMIRAI渾身のラリアットで3カウント。2022年の借りを返した。

試合後、MIRAIは「おい詩美、すげーすげー久しぶりのシングルマッチだったな。今は複雑な気持ちだよ。林下詩美に勝ったよ。勝てたよ。やっと、やっと、勝てたよ。けど、ここに居たのは、MIRAIが越えたかった、100%の詩美じゃなかったよな!?」と詩美を睨みつける。

「自分に負けてんじゃねーよ。自分で限界作ってんじゃねーよ。その限界作ってんだったら、自分で越えてけよ。それが、お前に負けてから、MIRAIが学んだことのひとつだよ」とマイクを投げつけた。

対して詩美は「限界決めてるつもりもねーし、成長が止まったなんて思ってねーよ。でも、今日負けたから、それが答えなのかもしれないな…。MIRAIには、負けたくなかった、絶対に。これで越されたなんて思ってねーからな」と悔しさを滲ませた。

バックステージで詩美は「私はリング上で進化を諦めたことはなかった。けど、ここ最近の期間で不安を感じていたのは本当のことだから、MIRAIに言われたことはすごく私に刺さってしまったけど、こんなことで負けてちゃマリーゴールドのエースは務まんない。リーグ戦、2勝2敗。ちょっと厳しい状況だけど、これ以上黒星ならないように、成長して、必ず優勝します」と、変わらぬ優勝への思いを口にした。

16日、後楽園大会終了後のDREAMブロックは、3勝2分8点のNØRIが単独首位、次点に2勝1分5点のMIRAIが続く。

次戦9月20日仙台PIT大会、MIRAIは天麗皇希(2勝1敗4点)と対戦。林下詩美(2勝2敗4点)は翔月なつみ(1勝1分2敗3点)と対戦する。

<インフォメーション>
9月23日後楽園大会「DREAM☆STAR GP2024」DREAMリーグはMIRAI vs翔月なつみ戦、林下詩美vsNØRI戦、STARリーグは高橋奈七永vs Sareee戦、青野未来vs桜井麻衣戦などが行われます。
■チケット等、詳細はマリーゴールド公式ウェブサイトをご覧ください。
■試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。

記事/まるスポ編集部
写真提供/マリーゴールド

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