「マリーゴールド」に新設された4本のベルト。その中の一つ、“55kg以下の軽量級”を対象としたのが「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」だ。7月13日両国国技館、初代王座決定トーナメント1回戦を勝ち上がった元アクトレスガールズの翔月なつみと松井珠紗が対戦。翔月が松井を破り、初代スーパーフライ級王者に輝いた。紙一重で初代王座を逃した松井。彼女は今何を考え、何を思っているのか。松井に話を聞いた。
――旗揚げして2ヶ月、改めてプロレスラーになっていかがでしょうか?
松井:改めて「プロレスラー」と名乗れるようになったことを実感しています。幸せだなって(笑)。
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――前団体「アクトレスガールズ」でプロレスラーとしての活動期間を教えてください。
松井:2018年11月15日にデビューし、2021年12月31日アクトレスガールズのプロレス活動終了まで約3年間です。
――アクトレスガールズ時代の3年間と、マリーゴールドで再び“プロレスラー”としてリングにあがった2ヶ月間、違いはありますか?
松井:私がアクトレスガールズでデビューしたのが18歳、ド新人だったので右も左も分からなかった。今振り返るとプロレスを理解してなかったと思います。
マリーゴールド旗揚げから2ヶ月、客観的に“プロレスラー”としての自分を見た時、1試合1試合の重みが違います。常にプロレスのことを考え、どうすれば良くなるのか試行錯誤しています。
――旗揚げして54日目で両国国技館。その舞台で翔月なつみ選手と「マリーゴールド・スーパーフライ級王座(55キロ以下の軽量級)」の初代王座決定戦を行い、残念ながら敗れてしまいました。
松井:ただただ悔しい…結果だけを見ると、悔しい気持ちしかないですね。でも両国国技館という大舞台でシングルマッチができたことが私にとって大きな一歩だったと思います。