6月24日、東京・後楽園ホールで2カ月ぶりに復帰した井上凌。今年1月に「世界ジュニア王座」と「プロレス大賞新人賞」の獲得を目標に掲げていた。井上の欠場中、新世代ユニット「ELPIDA(エルピーダ)」が立ち上がり、斉藤ブラザーズには土井成樹が加入。北斗軍の増員など全日本プロレスの勢力図が変わろうとしている。そんな状況下、復帰した井上に下半期の展望を聞いた。
――6.24後楽園、欠場明け久しぶりのリング復帰でしたね。
井上:4月28日の名古屋大会で怪我をしてしまい、5月1日から欠場していたので約2ヶ月ぶりになります。
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――足の靭帯の怪我でしたよね。2ヶ月で治るのですか。
井上:僕の場合は靭帯の細かい部分が切れていました。手術もなく、鍼治療や電気治療だけで回復しました。
――この2か月間、様々なユニットの再編などがありました。
井上:たしかにチームが色々増えたというのもありますが、欠場中の横浜BUNTAIや後楽園ホールで、超満員でパンパンのお客さんの前で試合ができなかったことが、本当に悔しいです。
お客さんの笑顔や声援を聞くと「全日本が盛り上がっている!」と嬉しい反面、そのリング上に自分が上がっていない…焦っても仕方がないのですが、なんとも言えない感情を味わいました。
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――2ヶ月間膝の治療をされたということですが、上半身の筋肉がぐっと引き締まった感じがします。
井上:減量したからですかね。トレーニングは変わっていないですけど、主に食生活を変えるようにして、お腹周りは絞れたかなという感じです。でもまだ未完成です。