DDTが2月25日(日)東京・後楽園ホールにて「Into The Fight 2024」を開催。DDT UNIVERSAL選手権試合<王者>MAO vs 町田光<挑戦者>が行われ、第12代王者・MAOが5度目の防衛に成功した。
必殺技「居合いパンチ」を武器に“居合いパンチャー”の偉名を持つキックボクサー、町田光。キックボクシングではWPMF世界スーパーフェザー級王座をはじめ5つのタイトル獲得というキャリアを持つ実力者。しかしプロレスではまだベルトを巻いたことがない。悲願のベルト獲得へ向けての挑戦だった。
「自分の人生を変えたくて始めた格闘技。でもまだまだ変えられていないところがある。悔しい想い、情けない想い、全部このタイトルマッチにぶつけてやろうと思います」と意気込み挑んだが、惜しくもベルトには一歩及ばなかった。
THE RAMPAGEのパフォーマー、武知海青のプロレスデビュー戦が行われたこともあり、プロレス観戦が初めてという方も多く、全席完売となった本大会。DDT UNIVERSAL選手権試合はセミファイナル。メインイベントの武知海青デビュー戦~スペシャル6人タッグマッチの前に行われた。
「俺と町田光が殴り合って、全員ドン引かせてやる」と公開調印式でMAOが言った通り、会場を震撼させるような壮絶な闘いとなった。
先に登場しリングに上がった町田は、登場する王者MAOの姿を鋭い眼光で迎えた。ゴング直後、フットワークを使いながらローキックとミドルキックで両者お互いの距離を詰めていく。
MAOの強烈なドロップ・キック。コーナーに追い詰め、町田の激しいパンチの連打がMAOを苦しめる。しかし、MAOも反撃。強烈な掌底打ちに町田の顔面が歪む。
町田の猛烈なアッパーでMAOはリング外へ。場外戦となり、激しいキック合戦。MAOのキックで観客席へ崩れ落ちた町田。お互いキックとパンチの猛攻連打の末、MAOが叩き込んだ旋風脚で、二人は階段を転げ落ちた。