【DDTプロレス MAO】「DDT UNIVERSAL王座=MAO」として、ベルトの正解例を一つ提示したい(前編)
第12代DDT UNIVERSAL王者として世界中を駆け巡るThe37KAMIINA(サウナカミーナ)のMAO。昨年、海外遠征は5回。世界のプロレスシーンにおいて確固たる地位を築きつつある…
――ある意味、MAO選手が「DDT UNIVERSAL王座のマニュアル」を作るわけですね。昨年12月はロサンゼルス、今年2月はヨーロッパ。この海外遠征2つを比較してどうでしょうか?
MAO:全然違いますね。イギリスは、2019年10月~12月に初めて僕が長期海外遠征した場所で思い入れも強かった。イギリスのプロレスシーンが一番盛り上がっていたのは、その頃でした。
しかし、コロナ禍になり、団体の問題等が多発して、イギリスにおけるプロレスシーンが完全に沈んでしまった。今回、良いイメージのままでイギリスに行ったけど、現実は厳しかった。一度壊れたものは、簡単に戻りません。
【DDTプロレス クリス・ブルックス(1)】叔父が持ってきたプロレスビデオを繰り返し観ていた
約2年ぶりにKO-D無差別級王座を手にした竹下幸之介。初防衛戦の相手は竹下に対して3勝1敗と勝ち越しているクリス・ブルックス。クリスは2007年にデビューし、主にイギリ…
今、イギリスの良い選手がどんどん海外に行ってしまう。もちろんイギリスに残って頑張っている選手もいるけど、昔に比べたら少ない。
イギリス以外のヨーロッパのプロレス界は、逆に盛り上がっているのかもしれませんね。
――昨年、ドイツのwXwで入江茂弘選手が16Caratトーナメントで優勝。他にも日本からwXwに参戦する選手がいます。
MAO:ユーロ圏はビザが要らないから、人々が国境を簡単に超えてくるんですよ。だからパリでヨーロッパ大会を開催する。
僕の感覚としてはヨーロッパは、アメリカ行くのと変わんなかったですね。
――MAO選手は海外で楽しそうに戦っていました。
MAO:すげぇ~楽しいですよ(笑)。日本にいるときより自由ですね。