この日を迎えた時点で、Aブロックは樋口和貞が勝ち点6で単独トップ。上野勇希(5点)、佐々木大輔(5点)、遠藤哲哉(4点)で追い、4人が決勝戦進出の可能性を残して最終日に突入。一方Bブロックでは、斉藤レイ(8点)を納谷幸男(6点)が追走で最終戦を迎えた。
12.17熊本大会で、佐々木大輔に敗れた飯野は決勝戦線から脱落したものの、最終戦でKO-D無差別級王者・上野の撃破を宣言していた。
「僕が求めるべきは最強のその先です」と言い、何があっても踏ん張って前進すべく前を向く上野。飯野との対戦は、KO-D無差別級王者としてD王GP二連覇を目指す上野にとって重要な最終戦となった。
ゴングと同時にパワー全開の上野と飯野。上野はWRを仕掛けるが、パワーで踏ん張る飯野。
上野は120キロの飯野をボディスラムで投げ捨てBME、しかし、かわした飯野はスピアー。最後もスピアーから上野を押さえ込んでカウント3。
上野はD王GP二連覇ならず 、会場から「飯野コール」が巻き起こる。