11月26日、後楽園大会から「D王 GRAND PRIX 2023」がスタートする。全12選手がA・Bブロックに分かれリーグ戦による熱戦が繰り広げられるだろう。まるスポでは各選手にインタビュー。
今回Aブロックに出場する樋口和貞。昨年KING OF DDTトーナメントで優勝、同時にKO-D無差別級王座戴冠。その後、吉村直巳とハリマオを結成しKO-Dタッグ王者に輝いた。
2022年は「DDTの強さの象徴」として大活躍の樋口だったが、2023年1月、KO-D無差別級王座を火野裕士に獲られてから勢いが止まったように思える。樋口の巻き返しに期待が高まる。
――11月26日開幕のD王 GRAND PRIX 2023、樋口選手はAブロック。同ブロックは、上野勇希選手、遠藤哲哉選手、佐々木大輔選手、HARASHIMA選手、飯野雄貴選手がエントリーされていますが、気になる選手は?
樋口:全員ですね。誰がどうってことは無く、みんなそれぞれ違うので気になる存在です。
――昨年、KING OF DDTトーナメントで優勝し、KO-D無差別級王座初戴冠。その後、吉村直巳選手とのタッグでKO-Dタッグ王座を奪取、今年1月に火野裕士選手に敗れてから、勢いが弱まった印象があるのですが?
樋口:そう思ってもらっても構わないです。
――以前、樋口選手は「リーグ戦は少し苦手意識がある」とおっしゃっていたことがありましたが、克服はできましたか?
樋口:それはもうずっとそうです。やっぱりちょっと苦手ですね。
――今回のD王GPのBブロックに大相撲出身の斉藤レイ選手(全日本プロレス所属)がエントリーされています。気になる存在ではないかと思うのですが、お互いブロックを勝ち上がれば優勝決定戦で当たる可能性もありますがいかがでしょうか?
樋口:当たる可能性もあるんですけど、それはもはや関係ないですね。全員敵だと思っているので、もう誰が上がってきても気持ちは変わらない。その中で、リーグ戦は苦手とは言ったものの、ちゃんと力を示し、『ハリマオ』として、『樋口和貞』として、優勝できるように頑張るだけです。
――Aブロックは、D王GP出場回数が5度目、6度目の選手が多いです。その中で、対策や作戦を練っての準備を考えていますか?
樋口:いや、あまり考えてないですね。対策とか準備とか考えていてもダメなので。真っすぐ向かっていって、「良かったら良い、ダメだったらダメ」で。そういうものだと思うんで。
――11月26日開幕戦の初戦が、前回のD王GP覇者・上野勇希選手です。
樋口:上野とは、2022年12月29日にKO-D無差別級のベルトをかけて闘っていますが、そこからもう成長している。
もちろん強くなっている のは確実なので、倒せるかどうかっていうことだと思う。どっちに転んでもおかしくないなっていう気がします。
――ハリマオは11.12両国大会で石田有輝選手が復帰しましたが、現在吉村直巳選手がケガで欠場されています。樋口選手がD王GPで活躍することで、ハリマオの存在感を示す絶好の機会かと思います。
樋口:そうですね、それもありますしね。最近では、BASARAの「IRON FISTタッグトーナメント2023」で中津良太とタッグを組んで優勝しましたし、ハリマオとしてちゃんと活動しているんです。
やっぱりDDTでもハリマオとしても個人としても、あの称号が欲しいところではあるので、そこはもう、狙っていってはいます。
――最後に、「D王 GRAND PRIX 2023」に向けて一言、意気込みをお願いします。
樋口:精一杯頑張ります!!!!
<インフォメーション>
DDT最強決定リーグ戦「D王 GRAND PRIX 2023」日程
▶D王 GRAND PRIX 2023 開幕戦 2023年11月26日(日) 東京・後楽園ホール
▶D王 GRAND PRIX 2023 in Shinjuku【DAY1】2023年12月2日(土) 東京・新宿FACE
▶D王 GRAND PRIX 2023 in Shinjuku【DAY2】2023年12月3日(日) 東京・新宿FACE
▶D王 GRAND PRIX 2023 in Osaka 2023年12月9日(土) 大阪・アゼリア大正
▶D王 GRAND PRIX 2023 in Fukuoka 2023年12月16日(土) 福岡・西鉄ホール
▶D王 GRAND PRIX 2023 in Kumamoto 2023年12月17日(日) 熊本・桜十字ホールやつしろ・多目的ホール
▶D王 GRAND PRIX 2023 in Korakuen Hall 2023年12月24日(日) 東京・後楽園ホール
▶D王 GRAND PRIX 2023 the FINAL 2024年1月3日(水・祝) 東京・後楽園ホール
■チケット等、詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。
■試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
DDTプロレスリング X(旧Twitter)
樋口和貞 X(旧Twitter)
取材/大楽聡詞 文/黒澤浩美
写真提供/DDTプロレスリング