9.23後楽園大会で三冠ヘビー級選手試合「青柳優馬vs本田竜輝」が決まった。三冠ヘビー級王座初挑戦の本田竜輝。その本田は第70代王者の青柳優馬にチャンピオンカーニバルと王道トーナメントで2連勝。6月から永田裕志の元で永田イズムを学んだ本田。三冠ヘビー級王座初挑戦での初戴冠を狙う。
昨年は未勝利だったチャンピオンカーニバル(=CC)。しかし今年の本田は違った。Aブロックに出場し4勝3敗と大きく飛躍。CC2023覇者の芦野祥太郎が左尺骨骨折、パートナーの緊急事態に本田は名乗りをあげた。そして三冠王者・永田裕志への挑戦権を賭けT-Hawkと争い敗れた。その結果、全日本プロレス所属ではない外敵同士の三冠戦が5.29後楽園大会のリングで行われた。
「CC2023優勝の芦野がケガで永田さんへ挑戦できなくなり、準優勝のT-Hawkが名乗りを上げた。俺に言わせれば『CC2023覇者以外、みんな一緒』だ。俺は全日本プロレスの生え抜きメンバーじゃないけど、誰よりも全日本が好きだ。その気持ちを持って毎回リングに上がってる。あの時は、『外敵同士の三冠ヘビー級戦は絶対にやらせたくない』という思いで、T-Hawkとの三冠ヘビー級王者次期挑戦者決定戦に名乗りをあげた。結果は負けて悔しい思いをしたけど、指をくわえて外敵同士の三冠戦を見ているわけにはいかなかった」
6月、本田は「あんたの隣でいろんなものを吸収したい」と永田裕志にタッグ結成を要請。永田の徹底指導を受け、覚醒。今年開催の「#ajpw王道トーナメント10th」で青柳優馬、宮原健斗、諏訪魔と歴代の三冠ヘビー級王者を撃破し決勝戦へ進出。新日本プロレスの小島聡に敗れたものの、準優勝に輝く。
「5.29後楽園、永田vs T-Hawk戦を観ていて本当に悔しかった。でも永田さんの前に立てなかったのは自分に足りないものがあったから。その『自分に足りないもの』を吸収したくてお願いした。永田さんから指導を受け一緒に組むようになり、それまで以上に自分に向き合うことができた。生半可な気持ちでプロレスに取り組んでいたわけではないけど、『プロレス』に真摯に向き合えた。それが自信につながり、結果として8月の王道トーナメントで青柳、宮原、諏訪魔を倒し準優勝できたと思っている。永田さんには心から感謝しているよ」