3月21日(火・祝)後楽園ホールで旗揚げ26周年ビッグマッチ「Judgement2023〜後楽園史上最長5時間スペシャル〜」を開催するDDTプロレスリング。そこで樋口和貞&中津良太組(ハリマオ)がKO-Dタッグ王者・MAO&勝俣瞬馬(The37KAMIINA)に挑戦。中津はプロレスリングBASARA所属。後編はお互いの印象、3.21への意気込みを聞いた。
樋口和貞と中津良太はお互いをどのように評価しているのか
――樋口選手は、ご自身で昔のファイトスタイルと今を比べて違いを感じることはありますか?
樋口:基本変わってないです。あの時も気持ちしかなかったけど、今も気持ちでしかやってない(笑)。
中津:樋口は本当にあんまり変わらない。短所は置いてきて、長所だけが伸びた(笑)。
――樋口選手から見て、レスラー中津選手はどのように変化したと思いますか?
樋口:プロレス寄りというかは、極めどころが的確になっていますね。逆にどんな技を出してくるのか読めない感じはありました。
――昔の中津選手はUWFのように「蹴って極める」スタイル。それに対して樋口選手が耐えながら力技で対抗していく、という試合でしたね。
樋口:当時の試合は分かりやすく、中津のやることが予測できた。ただこの前の戦いでは全く予測できなかった。分かりにくく技を出してくる。そのあたりに中津の進化を感じましたね。
――お二人がタッグを組むのは久しぶり。それも26周年記念大会でのKO-Dタッグ王座挑戦はDNAを知っているファンにとってワクワクします。
樋口:中津と組みDDTの周年大会でKO-Dタッグベルトに挑戦するのは、何かタイミングが合ったのでしょうね。対戦相手の勝俣瞬馬さん(以下、勝俣)とMAOもDNAだったし。
――樋口選手は今まで入江茂弘選手や大日本プロレスの関本大介選手、坂口征夫選手、吉村直巳選手らさまざまなパートナーとKO-Dタッグベルトを戴冠しました。今回のパートナーである中津選手はどういう存在ですか。
樋口:一言で言うと「自然」。上下関係もなく一番「素」の状態でリングに立てるパートナーです。