永原 悠路(17歳=太陽ホールディングス所属)2021年6月に負った大腿骨開放骨折の大怪我を乗り越え、2022年4月の日本オープンで初優勝。日本一に輝き復活。同月、千葉で開催されたアクションスポーツの国際競技会「X Games Chiba」で男子パーク種目4位と日本人初入賞。また昨年11月開催のマイナビ日本選手権では男子パーク歴代最年少優勝を果たした
アクションスポーツの最高峰国際競技大会「X Games Japan」出場!
――スケートボード競技は何種類あるのですか?
永原:ストリート・パーク・フリー・バーチカル・ビッグエア・スラロームの6種類があります。その中でオリンピックの正式種目は「パークスタイル」と「ストリートスタイル」の2種類です。
トリック(技)の難易度や成功率、スピード、あとオリジナリティがあるか、など加味して総合的に評価されます。
――永原選手はどちらの競技ですか?
永原:パークスタイル(以下 パーク)です。すり鉢状になっているコースで自由にライディングをして技を競う種目です。高難度の空中技が高得点に繋がります。
――見るからにコースが危なく思えます。なぜパークスタイルを選んだのですか?
永原:パークを選んだ理由は、環境的な面もありましたが、やっていて楽しかったからです。
――昨年4月、日本オープンで優勝。その後、千葉で開催されたX Games Chiba 男子パーク競技で日本人初の入賞。このX Gamesはどんな大会ですか?出場できる選手は限られているのですか?
永原:X Gamesは、スケートボード、BMX、Moto Xなどのアクションスポーツの国際競技大会。世界各国で開催されます。日本の会場は千葉のZOZOマリンスタジアム。男子パーク競技に出場できるのは世界から16名です。
――その16名に永原選手は選ばれたのですね。これはどういった経緯で決まるのでしょうか?
永原:いきなりインスタグラムに招待状が届きました(笑)。その後、正式な招待状をメールで受け取りました。
――世界大会の招待状がインスタで届くのですね(笑)。永原選手は男子パーク種目で4位と初入賞でした。
永原:日本人初入賞・初決勝進出、自分でも信じられません!
男子パーク種目は2日間行われます。他にもいくつか種目がありX Gamesの開催期間は3日間です。
――その後、2022年11月に日本選手権で優勝しています。この大会は…
永原:緊張しました(苦笑)。日本選手権の時はコロナ対策で無観客、関係者の身でした。今までは観客がいて盛り上がっている状態が自分のモチベーションに繋がっていた。
でも観客がいないと全然空気感が違って慣れていない環境だったので緊張しました。同じことを感じていた選手も多く、思い通りの滑りができなかったようでした。