
巨人の大城卓三選手が23日の中日戦(東京ドーム)で値千金の決勝2ラン本塁打を放った。
このカード2試合連続で「5番・一塁」でスタメン出場した背番号24は、2試合連続本塁打と即結果を出して見せた。
昨オフにFA権を行使せず残留を表明し、「ジャイアンツで戦いたいと思った。チームメートといい景色がみたい。頂点に立ちたい」と生涯巨人を宣言。
しかしその後甲斐が加入したことにより、正捕手争いがさらに激化した。
阿部監督が「絶対的な司令塔がほしい」と語った通り、開幕後は甲斐が攻守に活躍する一方で、大城は主にベンチスタートに。ここまでスタメンは捕手としてではなく、この試合含め一塁手として5試合あったのみだった。
それでも23年にはWBC日本代表に選ばれ、同年134試合に出場して打率.281・16本塁打・55打点を挙げるなど、“打てる捕手”としての実力は健在であることを示した。
指揮官も昨日の試合後に「もともとバッティングは素晴らしいものを持っているので5番に入れてますんで、いい働きをしてくれてるなと思います」
と語るなど、必要不可欠な戦力として評価している。坂本が二軍調整している現状、今後もスタメンで出ることが予想される。
「(状態は)悪くはないと思いますので、これからももっといい場面で打てるように頑張っていきたいと思います」
大城の活躍にファンも「(岡本)和真はやっぱり大城だね」「このまま使い続けてほしい」「キャッチャーとしては難しいかもしれないけど、打つ方でなんとかスタメンを!」
と今後の活躍を期待した。今季は主にバットでの役割を求められる中、生え抜きの32歳は攻撃の主軸を担っている。
記事/まるスポ編集部