日本では数少ない「スイッチヒッター」減少の理由を経験したレジェンドが語る「左対左・右対右がいい時もたくさんある」 

支配下登録されている選手で野手は、植田海(阪神)・田中和基(楽天)・仲田慶介(西武)・若林晃弘(日本ハム)の4選手のみ。

かつては柴田勲(巨人)・西村徳文(元ロッテ)・西岡剛(元ロッテ他)など、首位打者や盗塁王を獲得したタイトルホルダーが数多くいた。

プロ野球OBにとっても「スイッチヒッターって求められていないのでは」と感じているという。

スイッチヒッターとして最多安打1回・盗塁王3回を誇る赤ヘル軍団のリードオフマン、高橋慶彦氏がこう述べた。

自身のYouTubeチャンネルで、スイッチヒッターとして歴代最多の日米通算2705安打を記録した松井稼頭央氏と対談。

その際に高橋氏は、「なんで少ないかと言うと、子どもの時から足の速い子は左打者(専任)になってしまうんよ」と解説した。

加えて特にプロ野球では、右投手の時に左打者・左投手の時に右打者とチーム事情によっては、打者を使い分けるケースがある。ただ、経験者の2人は「(悪い方向に)ハマったら打てないよな」とお互いに同意した。

松井氏は「左投手が相手だったら左の方がいい時がある」とし、自身がメジャーでプレーしていた時の体験談を明かした。

「ロッキーズの時にもう一人セカンドがいたんですけども、僕がスイッチだったけれども、右投手の時に僕が左(打者)なんです。

左投手の時はジェイミー・キャロルが出るんですよ。逆に左対左・右対右がいい時ってたくさんあるのになって思いますよね」

このように今はメリットとして語られることが少なくなったスイッチヒッター。練習量も減っている今の時代、レジェンド級の選手は果たして現れるのか。

今後、2人のようなスターの台頭もファンは期待の一つとして抱いている。

記事/まるスポ編集部

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