
5月10日開幕する新日本プロレス「BEST OF THE SUPER Jr.32(BOSJ)」。ジュニアの頂点を決める戦いにDDTプロレスのMAOがエントリーされた。昨年末から“他団体参戦”を熱望していたMAOの願いが叶った。自ら海外に赴きレスラーとしての価値を積み上げてきたMAOの経歴を振り返るとともにBOSJ出場までの流れを追った。(取材・文=大楽聡詞)
3月21日、DDTプロレスのMAOと高鹿佑也の新日本プロレス参戦が発表された。出場するのは4月4日後楽園ホール大会。翌日4月5日に両国のビッグマッチを控えた前日だ。
対戦相手はキャリア2年目の新日本所属の村島克哉と、昨年から新日本に参戦しているシルク・ド・ソレイユ活動経験を持つニンジャ・マック。
MAOはSNSで「電撃参戦!!するぜ!!忙しくなる準備は出来てるか」とコメント。
4月4日、第一試合に登場したMAO&高鹿。他団体の選手が参戦するとブーイングが起こることが多いが、この日満員札止めの後楽園ホールの観客席から「MAOコール」が。
それを聞いたMAOは「思った以上にDDTファンの方も多く、アウェイ感はなかったですね」と手応えを感じた様子。