開幕4番の中日・石川昂弥が二軍降格 「俺も我慢をしてきたけれど」指揮官は13試合でテコ入れを決断

中日の石川昂弥が12日、出場選手登録を抹消されファームへと合流した。

開幕から4番を任されていたが、打率.160・3打点そして本塁打は0と低空飛行を続けていた。

さらにこの11日の阪神戦(甲子園)では4打数0安打3三振。さらに三塁の守備でもファウルフライを遊撃・村松とお見合いするプレーもあり、攻守に精彩を欠いていた。

中日は12日現在、借金2ながら最下位を抜け出せずにいる。

井上一樹監督は開幕前から「僕の信念、我慢比べ」と背番号25の4番固定を明言してきたが、11日の試合後に「俺も我慢をしてきたけれど、あした(12日)ぐらいからテコ入れしたいと思います」とコメント。

12日の試合では4番に細川成也が入り、5回にはタイムリーを放つなど勝利に貢献した。三塁には右手人差し指負傷の影響で開幕二軍スタートとなっていた高橋周平が務め、石川と入れ替わりで一軍昇格後即スタメンとなった。

井上監督は同日の試合後にも言及し、いくつか考えがあったことを明かした。

「1回、スタメンじゃない手や打順をというのも考えた。ただ、首脳陣としては4番と決めてスタートして、やっぱりチームがうまいこと回らない。であれば”二軍で出直して来い”という方がいいかな、という形です」

石川はウエスタン・リーグの広島戦(由宇)に4番・三塁でスタメン出場。5回にタイムリーを放つなど、再昇格に向けてアピールの日々が始まった。

この判断にファンからもSNS上で意見が寄せられている。

「4番は勝敗の責任を背負う打順だから仕方ない。井上さんの言うように出直してきてほしい」「与えられるんじゃなくて奪うものだから妥当」という見解や、「だから最初から細川4番で良かったんじゃない」「6番・7番でもっと楽な打順だったら違ったかも」といったコメントも。

地元出身かつ3球団が競合した中で獲得したドラ1だけに期待も大きい。井上監督そしてファンの期待に一日でも早く応えるべく、まず一軍再昇格が直近の目標となる。

記事/まるスポ編集部

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

Share me!
  • URLをコピーしました!
目次