新任の西武・鳥越裕介ヘッドコーチ「まだ物足りない」と評するも 91敗からの立て直しへ

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昨季は91敗を喫し、最下位からの巻き返しを図る西武。チーム改革の一つにコーチ陣の外部招聘が挙げられる。過去西武に在籍経験のないOBがコーチとしてチームの立て直しを行っている。

その一人が鳥越裕介ヘッドコーチ。現役を引退した翌年の2007年からソフトバンクで11年、そして井口資仁監督からの要請でロッテに移り5年間コーチや二軍監督を歴任した。

現役時代は主に守備職人として活躍し、指導者に転身後もその経験を惜しみなく若い選手へと伝えた。

ソフトバンク時代には今宮健太らを育て、ロッテでも安田尚憲や髙部瑛斗、山口航輝らが一軍で活躍する礎を築いた。

こういった実績を買われてのコーチ就任。背番号91も「91敗した悔しさを忘れないようにする」という意図で着用を決めた。

これまで鳥越コーチは”鬼軍曹”などと称されているが、本人は「言葉やタイミングなど、すごく気を遣っています。勘違いされているのですが…」と否定するシーンが度々見られる。

ただ、「僕らコーチは『勝つためにどうするか』『選手にいかに成長接してもらうか』を考えてるので、そのために必要なことは言いますよ」と妥協を許さない姿勢があることから、そう捉えられるのかもしれない。

キャンプでも、まずはチームの姿勢を以下のようにまっすぐ指摘している。

「野手に関しては他チームのコーチをして見ていた時と比べて子どもっぽいと言うか意思統一もできていないし、決まり事もあやふやだと思いました」

「これだけポジションが空いてるのはライオンズだけ。一つのボールに執着して、『このポジションを奪い取るんだ』と気持ちが強ければあれば自然に行動に現れるはずなので、物足りないなと思います」

チームは22日現在、オープン戦を7勝4敗の3位と好調を維持。

4試合連続完封を含む40イニング連続無失点記録もマークするなど、持ち前の投手力は現在。

あとは昨季チーム打率.212と12球団ワーストだった打撃陣がどう奮起するか。

鳥越ヘッドの語る執念が浮上に向けた一つの鍵を握っている。

記事/まるスポ編集部

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