前中日ヘッド・片岡篤史氏が挙げた昨季成長した3選手 ”22年ドラフト組”が低迷脱出へのキーマンに

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いよいよキャンプインしたプロ野球。

昨季まで3年連続最下位の中日は井上一樹新監督のもと、巻き返しを図るべく新体制でスタートした。

先月末には本拠地のバンテリンドームナゴヤの外野に”ホームランテラス”設置構想が明らかになるなど、チーム改革を進めている。

そんな中、グラウンドでプレーする選手にも変化と期待が高まっている。

立浪和義前監督と共に中日で二軍監督とヘッドコーチを務めた片岡篤史氏が自身のYouTubeチャンネルで高木豊氏をゲストに迎え、自身が関わった中日について振り返った。

高木氏は外から選手を見ていた中で、個々の”意識”に変化が出たと語る。

「3年目には『何とかしたい』という気持ちが出てきていた。危機感というか、野球選手らしくなってきていると感じた」

片岡氏は、「(立浪氏が就任する前の年の)21年のドラフトでは監督は全く関わっていないので実質2年間、センターラインを何とかしたいということでやってきた」と積み重ねてきた取り組みを明かした。

その中でまず名前を挙げたのが村松開人。ルーキーイヤーの23年から98試合に出場すると、昨季は遊撃のレギュラーとして108試合に出場し107安打・打率.275の結果を残した。

片岡氏もベンチで村松を見ていて、「ショートで1年間戦うだけの体になってきたというのも感じました」とさらなる期待に含みを持たせた。

続いて名前が出たのが田中幹也。田中も村松と同期入団で、その広い守備範囲は球界屈指とも評されている。

立浪前監督も当時大きな期待を寄せていたが、ルーキーイヤーはオープン戦で帰塁の際に右肩を脱臼してしまい、そのままシーズンも棒に振ってしまった。

昨季は復帰すると開幕から二塁手のレギュラーを務め、112試合に出場。今季は年間通した活躍が期待されている。

また、「本当に良くなったと思いますよ」と最後に挙げたのが福永裕基。

こちらも2人と同期で、社会人からドラフト7位・当時26歳での指名でプロ入りを果たした苦労人。

同氏が「彼のスイングスピードというのは本当に魅力ですよね」と語った通り、2年目の昨季は規定打席にこそ届かなかったが打率.306をマーク。安打数も111本を放った。

今季は背番号が「7」となり、細川成也に続く主軸として飛躍しようとしている。

昨季は貧打に泣いた中日だが、立浪前監督が獲得して起用し続けた竜戦士を井上監督がどう花を咲かせるのか。キャンプから竜党は楽しみに見守っている。

記事/まるスポ編集部

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