森井翔太郎がアスレチックスとマイナー契約 進学校で輝いた二刀流は、アマチュア野球の未来へ新たな可能性も

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1月15日、桐朋高(東京)の森井翔太郎選手が米アスレチックスとマイナー契約を結んだことが発表された。森井は昨年9月に、

「直接メジャーに行きたい気持ちを固めたので、ドラフト指名を仮にいただいても、断らせていただくことを伝えさせていただきました」

と、NPBではなくアメリカでプレーする意思を固めていた。

183cm・89kgの恵まれた体格を持つ森井は、投手としては最速153km/hのストレートを投げ、打っては高校通算45本塁打をマークする”二刀流”。

甲子園出場は果たせなかったが、在籍が毎年東大合格者を輩出している名門進学校である桐朋高というのも注目を集めた。

そんな逸材に対して米9球団による争奪戦が繰り広げられた結果、最終的にアスレチックスへの入団を決断した。

ここで更なる衝撃を日本球界に与えることになる。なんと契約金額は150万ドル(約2億3300万円)。

NPBを経由しない日本のアマチュア選手としては史上最高額であるとともに、NPB新人選手の契約金の上限である「1億円プラス出来高5000万円」をはるかに上回る内容だった。

加えて引退後やオフシーズンに大学で学べる「学業補助金」も盛り込まれるなど、将来を見据えた手厚いサポートもある。

森井の契約内容はNPBのドラフト1位指名選手をも上回ったことで、「直接メジャーに行った方が稼げるのでは」「今後のモデルケースになるかもしれない」と言った声もSNS上などで挙がった。

かつては「日本の野球を下に見ている」などと、挑戦する選手に向けて批判を浴びながら海を渡ることもあった。

しかしその意見も今は昔。一昨年まで巨人でヘッドコーチを務めた元木大介氏は自身のYouTubeチャンネルで

「自分の野球人生なので、野球人として今回の決断は大賛成。よく自分の道を選んだなと思う」

と賞賛。あくまでも”本人の人生”であることを強調し、

「野球人としてメジャーの目標を立てて行ったとして仮に上がれなかったとしても、胸を張って以降の人生を送ってほしい」

とエールを贈った。森井の今後の活躍には、日本野球の未来に新たな道を切り拓く可能性を秘めている。

記事/まるスポ編集部

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