11月17日でキャリア2年目に突入したビクトリア弓月。小学3年から9年間続けた柔道をベースに新人離れした身体能力を誇るスーパールーキーだ。弓月は1月3日大田区総合体育館で翔月なつみの保持するスーパーフライ級王座に挑戦が決定。これまで両者は2度対戦し2度とも引き分けドロー。翔月との3度目のシングルマッチを前に弓月に話を聞いた。
――2024年は弓月選手とって、どんな1年でしたか?
弓月:一言で表現すると「濃密な1年」でした。前の団体で新人王トーナメント優勝、そしてデビューして数ヶ月でマリーゴールドへ移籍し、新団体の旗揚げ戦を経験するなど凄く濃い1年でした。
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――マリーゴールドに参加する時、不安はありましたか?
弓月:もちろん不安はありました。でも不安以上に「小川さんについて行きたい気持ち」が強かったです。
ただ記者会見でアクトレスガールズの方々が来ることは予想外、本当に会見で初めて知ったので。そこで「マリーゴールドはどんな団体になるのだろう?」とプラスの意味でワクワクしました。
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――5月20日後楽園の旗揚げ戦、弓月選手は高橋奈七永選手とシングルマッチでした。
弓月:奈七永さんの積み上げてきた28年というキャリアと私のたった1年のキャリア。力の差は歴然としていました。でも旗揚げ戦は勝ち負けではなく、私がどこまで食らいついていけるか。
それをお客さんが求めているものじゃないか、と私は考えました。自分の負けず嫌いな部分を出して食らいついて行ったけど何もできず終わってしまいました。でもこの奈七永さんとの戦いが、私の中で良い経験になりました。