11月9日後楽園ホールより全日本プロレス冬の風物詩「世界最強タッグ決定リーグ戦2024」が開幕。今年は全14チームが参加、2ブロックに分かれしのぎを削り、12月8日後楽園で優勝決定戦が行われる。この大会で頂点を狙うのが本田竜輝だ。タッグパートナーの綾部蓮と王道トーナメントの決勝戦を戦い敗れた本田は2年連続準優勝。なんとしても「勲章」という名の結果が欲しい本田竜輝に話を聞いた。
――2024年も残すところ、2ヶ月を切りました。全日本プロレスは年末に世界最強タッグ決定リーグ戦が控えています。その前に2024年を振り返っていただけますか?
本田:今年3月、安齊勇馬とDDTに乗り込み遠藤哲哉&飯野雄貴(バーニング)の持つKO-Dタッグ王座に挑戦、でも奪取できませんでした。
――他団体に参加し、レスラー「本田竜輝」をアピールできたと思います。
本田:その勢いで春のチャンピオンカーニバル初制覇を目指しましたが、結果はBブロック2勝5敗と納得のいくものではなかった。7月には、安齊の持つ三冠王座に挑戦しましたが戴冠できず。
――5月29日後楽園では、全日マット35年ぶりのNWA世界戦として本田選手がEC3に挑戦しましたが、残念ですが負けてしまいました。
本田:秋の王道トーナメントも、昨年に引き続き準優勝。惜しいところまで行くが結果を出してない。だからこれを払拭したいですね。
――11月9日後楽園ホールから「世界最強タッグ決定リーグ戦」が開幕します。
本田:この世界最強タッグに優勝して「あと一歩のところで結果を出せない本田竜輝」を払拭します!悪い流れを断ち切って、綾部とのタッグで優勝を狙います。
――本田選手の所属するELPIDA(エルピーダ)では綾部蓮選手が王道トーナメント優勝、安齊選手とライジングHAYATO選手がアジアタッグ王者です。
本田:そういったメンバーに囲まれて「本田だけ何をやっているんだ」と見られかねない。だからこそ世界最強タッグを制して存在感を発揮したい。次は俺の番でしょう!
――パートナーは全日本で一番勢いのある綾部選手ですね。
本田:お互いに「持ってないものを持っている選手」だと感じています。綾部は身長2メートル、あの大きさは全日本のリング、いや日本プロレス界を見渡してみても脅威の存在。
普段から一緒に練習をしているけど、お互いの良い部分を活かした連携もあるし、リング上で戦いを重ねるたびに信頼感も増していく。だから世界最強タッグは優勝する自信があります。