10月20日 DDTプロレスリング 東京・後楽園ホールで「God Bless DDT 2024」が開催。KO-D無差別級王者・青木真也に“DDTのエース”HARASHIMAが挑戦した。
試合は序盤、ピリピリしたグラウンドの展開。青木が変形卍固め、脱出したHARASHIMAがリバース・フランケンシュタイナーで青木を場外に落とす。
リング内に戻りHARASHIMAは青木に雪崩式ブレーンバスター、しかし青木は一瞬の隙をつきスリーパーホールドでHARASHIMAを絞め落としにかかる。なんとか返したHARASHIMAだがダメージが大きく立ち上がることができない。中腰の状態でエルボーを打ち合う両者。青木の撃ち抜くようなエルボーで顔色が変わるHARASHIMA。青木のパイルドライバーを2カウントで返すHARASHIMAの顔面を容赦なく蹴っていく青木。
至近距離から蒼魔刀を狙うHARASHIMAだが、その隙に背後から青木はフルネルソンで強引に絞り、HARASHIMAの両肩をマットに押し付け3カウント。呆気に取られた表情のHARASHIMAとなかなか立ち上がることができない王者の青木。
そこに姿を現したのが「いつどこ挑戦権」を持った勝俣瞬馬だ。「世界、獲りに来ました!」と叫ぶと、青木の2試合連続KO-D無差別級王座3度目の防衛戦が始まった。
ゴングを前に奇襲を仕掛ける勝俣、いきなりトップコーナーからととのえスプラッシュを決めるが、青木は2カウントで肩を上げる。
勝俣はレゴブロックをリングに持ち込み、撒き散らす。そのブロックの上に青木をボディスラムで投げる勝俣。勝俣が持ち込んだパイプ椅子が松井レフェリーに誤爆、レフェリー不在になるとリング上にラダーが持ち込まれ、場外の机上に青木をガムテープで固定させ、ととのえスプラッシュを見舞いテーブルクラッシュ。
勝俣はファイヤーバード・スプラッシュ式ダブルニードロップからジャーマンスープレックスホールドを決めるも、青木は2カウントで肩を上げる。青木は勝俣のバックに回るとフルネルソンホールドで3カウント。2試合連続KO-D無差別級ベルトを防衛した。
試合後、クリスがリング上に姿を現し「青木さん、お疲れ様でした。1日2試合すごかったよ。本当にDDT、一番強いですね。でもDDTを一番好きな人、このバカ外人です。バカ外人vsバカ・サバイバーお願いします」というと青木は「愛が一番強いのも俺は一番知ってるから、お前の愛に全力で立ち向かうよ」と笑顔で応え、11月4日東京・ひがしんアリーナでKO-D無差別級選手権試合が決まった。
<インフォメーション>
11月4日東京・ひがしんアリーナで「株式会社ジーニスト presents すみだドラマティック・ドリーム!~全席無料プロレス大会~」が開催。詳細はDDTプロレスリング公式サイトをご覧ください。なお試合は動画配信サービスWRESTLE UNIVERSEでお楽しみください。
記事/まるスポ編集部
写真提供/DDTプロレスリング