兵庫県中央部を流れる加古川。河川敷にはジョギングやサイクリングコースが整備され、健康的なアクティビティを楽しむことができる。またバーベキューエリアもあり、家族や友人と楽しい時間を過ごすことも可能。様々なイベントが開催され、地域の活性化にも貢献している。9月28、29日加古川河川敷で “全国トライアル選手権&トライアル自転車体験会”と“カヌー&ボート体験会”が初めて同時開催。その経緯を加古川市立漕艇センターの江盛咲子さんに伺った。
――これまでも加古川市漕艇センターでカヌーやボートのイベントや体験会が行われていました。9月28、29日は“自転車トライアル”と“カヌー&ボート体験会”と同時開催されるそうですが、その経緯から教えてください。
江盛:今回のイベントは、地域の有志で構成された実行委員会が主導して準備を進めました。漕艇センターは、そのサポートをさせていただきました。加古川市でのイベントや大会に、スポーツイベントの開催や支援活動を行っている「株式会社ムサシ」さんが協賛しておられます。
株式会社ムサシさんが「ムサシトーナメント(自転車トライアル J シリーズ兵庫大会)」を開催する候補地を探す中で、今回漕艇センターを選んでいただきました。
自転車トライアルは、スピードやタイムを競うものではなく、岩や丸太、斜面等の自然地形や、人工の構造物で作られたコース(セクション) を走行し、いかに足着きや転倒なくして走行出来るかを競う競技です。
「漕艇センター前にある加古川の河川敷なら、広いスペースがありレースを多くの人に観てもらえるのではないか」と、6月にご相談いただき、河川敷で自転車トライアルが可能かどうか、イベント開催に動き出しました。